喫緊のさまざまな教育課題への配慮

当教室では、何らかの諸事情でいじめや不登校などの臨床的課題を抱えたお子さま。

ご家庭の学習環境や教育実践上の課題などをお持ちのお子さまでも、歌うこと・表現行動を通じて「心理的側面・技術的側面」の両観点から、自尊感情が高まるような多角的な助言や対処を行い、心の拠り所として通って下さっている生徒さんも多数在籍しています。

否定から入らない、生徒の多様性を認める教室ですので「こうしなくてはいけない」という厳しいルールは基本的にありません。一人一人がレッスンの中で、問題意識を持って課題を克服する為の実践的な演習・工夫を行うことは、今後社会に出てからもきっと役立つことと思います。


~ Deux romances ぽいんと ~


・動きやすい服装でOK

「声楽レッスン」というと、服装に気を使われる生徒さんも多いです。失礼のないように、気持ちを引き締めるために、ステージマナーの観点からと色々理由があると思います。当教室では、基本的にはジャージにサンダルで来られてもOKです。いつも通りのマインドで、気楽に来てもらえる事が大事ですので「やる気と歌いたい気持ち」さえあれば大歓迎です。


・楽譜は絶対に必須!?ではありません。

仮に楽譜が用意出来なくても、楽譜が読めなくても歌うことは出来ますね。スタジオ内は楽曲キーを調整出来る機材もあり、学校現場で導入されているICT(情報通信技術)の活用を推奨しています。もちろん希望者は楽譜の基礎から丁寧に指導します。イタリア語、ドイツ語、フランス語などの外国語歌曲も指導可。


・別室通学のような安堵感。

通信制や定時制に在学している生徒さんも居ます。良い演奏には「心の健康状態」も大切。その日あった話や日常で困っている事。些細な気付きから言いやすい・話しやすい環境を作っていますので、保護者や教師に言いにくい事もご相談に乗れることがあると思います。


・一緒に歌える充実感。

大変緊張してほとんど声が出ない方も見受けられます。慣れるまでは、担当講師も一緒に実演します。プロ科や研究生を目指している方ばかりではないので、最後まで生徒さんが歌い切れるようにサポートします。発表会や親睦会イベントも年に何回か予定してますが、こちらも強制ではないのでご安心ください。


Hくん(アルバイト)…中学は殆ど行かず、高校は通信高校に進みました。歌が好きでレッスンを続けて行くうちに音楽専門学校に進学。今は立派な社会人です♪コロナに負けず、高音も随分出るようになりました。


Mさん(会社員)…大学生活に馴染めず、孤立しがちでよくご相談に乗りました。バイトの事。友人関係。ご家族の話。途中で中退の危機もありましたが、レッスンだけはストレス発散で長く通って下さいました。無事に大学を卒業して新社会人に。事務員さんをしています。


Sさん(高校生)…中学の時に不登校になってしまい、親御さんの勧めでボーカルレッスンに来ました。レッスン後は打ち解けて色んな話が出来るようになり、卒業後はヴァイオリンで音大に行くとの事です。立派な演奏家になって欲しいです。


Wくん(職員)…グループホームで生活している利用者さん。音声障害で思春期から声が殆ど出なくなってしまい、ボイストレーナーの力を借りたいと施設の職員さんからご依頼されました。まずは発声の仕組みをレクチャー。その後は実践です。少しづつ音声が聞き取れるようになり、地声も裏声も出てきました。継続は力なりですね!


Deux romances

Deux romances 声楽教室

千葉県柏市と埼玉県川口市で、声楽・ボイストレーニングなどを行う音楽教室です。