デビューまでの道のり
当教室にて、半年間お預かりさせて頂いた生徒さんが配信デビューを飾りました。
YUKI:初対面の印象としては力強く深い響きを持っている反面、繊細な一面を持っていて、歌唱時に内面の優しさがよく現れていたと思います。
息の抜き癖があると、声に必要な声帯の閉鎖筋が育たないこと。歌い方が一本調子になってしまうこと。楽器(声)がやや重めなので、高音に対してのアプローチ。具体的には換声点をどうするか、閉口母音、クネーデルの修正、喉頭操作、また楽曲に合う柔らかいファルセットなどを意識してレッスンを行いました。
結愛:第一印象は、原曲キーで女性ボーカル曲をミックスボイスで歌唱するようなタイプ。テンションを上げ、喉の力で高音まで持っていくのが上手でしたが、胸声が殆ど使えずに発声が迷子になっていました。
声門下圧を安定させるため、低音から中音域を重点的に声を正しく鳴らす方向で指導。その為の呼吸法。喉頭操作。ボイトレ初心者という事で音程やリズム感を作る基になるソルフェージュの時間も取りました。ハイラリンクスで張り上げる癖をなるべく楽曲で悪目立ちさせないよう、柔らかく息を使って歌うテクニックも頑張りました。
声楽教室ドゥーロマンスでは、POPSの指導以外にもクラシック、ミュージカル、演歌や日常会話など幅広い指導を行っております。過去には音大・専門学校、劇団四季研究生、EXPG特待生、各オーディション合格者も多数輩出しています。これが最善の方法…というのはありません。ご本人に合わせた活動の仕方を、今後もサポートしていければと考えています。
Deux romances
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